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無登録のFX業者が逮捕

無登録で出資募集…アライド合同会社代表ら5人が金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で逮捕されました。詳細は以下のとおりです。


大阪市中央区の投資会社「アライド合同会社」が外国為替証拠金取引(FX取引)への運用をうたい、無登録で出資を集めていた事件で、同社が勧誘活動を手伝う出資者を「外交員」と呼び、新たな出資者を紹介すると、その出資額に応じた「紹介料」を毎月支払っていたことが、大阪、高知両府県警の合同捜査本部の調べでわかった。“成功報酬”が月100万以上に上る外交官もいたといい、合同捜査本部は、同社がマルチ商法型の勧誘で出資者を次々と増やしていたとみて詳しく調べる。

捜査関係者によると、アライドは、代表社員の杉本淑枝容疑者(37)(金融商品取引法違反容疑で逮捕)を講師役に、出資を募る説明会を各地で開催。外交員は「すごいトレーダーがいるから絶対に大丈夫」「セレブにしか教えない投資話」などと知人にもちかけ、説明会に参加するよう勧誘。会に出席した知人が出資に応じると、その出資額の6~7%が毎月、外交員に支払われる仕組みだった。

同社は20都道府県で約280人から20億円余りを集めていたが、10人前後の外交員がいた高知県では勧誘が盛んで、同県内だけで約110人分合計6億7000万円を集めていたという。

一方、合同捜査本部の調べで、同社は2007年9月から事務所を閉鎖する昨年11月までの間、実際に運用した約3億6000万円で、ほとんど利益を出させず、3億2000万円の損失を出していたとことも判明。複数の出資者が調べに「昨年8月頃には配当が滞り始めた」と証言しているといい、同社が運用に行き詰った時期の特定を進める。

また、使途不明の出資金約3億円のうち、約6600万円は、事務所閉鎖直前に杉本容疑者が同社口座から小切手の形で引き出していたこともわかり、合同捜査本部は、杉本容疑者らが出資金を私的に流用していた疑いがあるとみている。

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