毎日新聞 平成27年11月5日(木)21時31分配信
外国為替証拠金取引(FX)名目で投資家から集めた運用資金を詐取したとして、愛知県警捜査2課などは5日、投資セミナー運営会社「シンフォニー」(名古屋市中区、閉鎖)の元実質経営者、伊藤正明被告(47)と元経理担当、石井真人被告(44)=ともに所得税法違反罪で起訴=を詐欺容疑で逮捕した。 [山本佳孝、金寿英]
県警によると、両容疑者2009年以降、34都道府県の3000人以上から約117億円を集めたが運用実態はなく、約60億円が使途不明になっており、全容解明を急ぐ。
逮捕容疑は、愛知県刈谷市の会社役員男性(50)ら県内の男女3人に架空の投資話をもちかけ、13年4月~今年4月ごろ、関連会社「コムズジャパン」(名古屋市東区)の口座に計2350万円を振り込ませ、だまし取ったとしている。2人は「だまし取ろうとは考えなかった」と容疑を否認している。
同課などによると、2人は主催するセミナーで「FX取引で月に3%程度の運用利益を上げるファンドを購入できる」などと投資を呼びかけていた。
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